叶 郁州 の白昼夢

日頃思うこと、小説の紹介などを書きます。キンドル作家です。Amazon で、小説やエッセーを販売しています。

バイデン大統領とインタビュアー

今回の記事に付けたかったタイトルは「有名人と米国インタビュアーの関係性」なのですが、長ったらしいので、見出しのタイトルになりました。先程のタイトルの記事だと思って読んでください。まずは、下の画像を見てください。

 

これは、トランプとの討論会で失態を演じたバイデンが、失態を挽回しようとテレビインタビューに応じた時の画像です。

この記事では話の内容には触れません。問題は、この二人の関係性です。
どちらも足を組んでいますが、大統領のほうが姿勢がよく司会者は椅子に背を深く預けています。


日本では、インタビュアーが著名人に対して、足を組んでこんな態度を取ることはなかなか考えられません。相手を立てようとします。
ところが、このインタビュアーは相手と対等に渡り合おうとする意志が感じられます。
やはり米国では、どういう立場であろうと、お互いは個人として対等であるという意識、または対等であろうとする意志を持っていることが、この画像から読み取れます。

 

それでは、もう一例を挙げます。下の画像を見てください。


これは、なかなか豪華な画像です。2015年に公開された「007 スペクター」の主要な
出演者が一堂に会してインタビューを受けている場面です。

向かって左から、クリストフ・バルツ、モニカ・ベルッチ、レア・セドゥ、そしてボンド役のダニエル・クレイグです。(余談ですが、モニカはここでは一見若く見えますが、すでに50歳前後でして、映画では黒の喪服に身を包んで熟女の色香を滲ませ、たまらなく魅力的でした)


四人の有名俳優は足を組みもせず、高めの椅子の足置きに足を乗せて座っている一方、
インタビュアーは足を組み、しかも手で派手なポーズを取っています。
ここでも、司会者はビッグな俳優を前にして物怖じするどころか、横柄なくらいの態度でインタビューしています。(実際、コメント欄には、「この司会者にはイライラするし、無礼だ」などのコメントがありました)


このインタビュアーにも、ビッグな俳優と対等に渡り合おうとする気概が感じられます。日本とは大きな落差です。
ただし、この記事では、米国流と日本流のどちらが良いのかなどの価値判断は保留にしておきます。


最後に、この記事と関連する別の記事があるので、下にリンクを貼っておきます。

フィギュアスケート選手とコーチの関係性 - 叶 郁州 の白昼夢